日本初の国産リージョナルジェットが2015年11月11日、名古屋空港を離れ初の試験飛行を開始した。
MRJは2013年に交付を予定していたが、4度の延期で2018年中頃に延期された。共同通信によると、同社はさらに購入者に対して、MRJの交付がさらに遅れる可能性を伝えている。
三菱重工業の宮永俊一社長は「設計に変更があれば、取引先と必ず相談する」と述べた。
MRJは国の安全認証「型式証明」の取得で、重要な段階に入っている。試験飛行データが必要なため、同社は米国の拠点で試験飛行を急ピッチで進めている。主翼の強度が不足していたため、改造により試験飛行が遅れていた。
三菱航空機は、一部の「経験不足」を認めた。
愛知県豊山町の工場で、MRJの機体など一部の組立が始まっている。設計変更が必要になれば、試験飛行や量産計画に影響が生じる。MRJの開発はすでに6回延期されている。開発費が予想を上回れば、三菱重工業の業績の足を引っ張ることになる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年11月3日