(現地時間2014年3月10日、記者は東日本大震災3周年の前日、津波により放射能汚染が発生した福島原発の取材を許可された)
1700カ所は国の認証工場。厳しい排水規制を受けており、洗車で生じた汚水を垂れ流さないよう1トン前後の容量がある浄化槽「油水分離槽」を工場の床下などに設置。汚水をためて有害物質を沈殿させ、残りを排水している。
共同通信が入手した第三者機関によるサンプル検査結果(2014年11月)によると、浄化槽36基の汚泥から、4万3200ベクレルの放射性セシウム137(半減期30年)を含む最大5万7400ベクレルを検出。国の指定基準を超えたのは19基で半数超を占めた。
サンプル検査後、満杯の浄化槽から汚水が逆流し、工場が浸水する事例が発生。さらに調査したところ、115工場以上で満杯になっており、別の約200工場ではひしゃくを使って汚泥を保管容器にくみ上げていた。さらにある工場では容器の数が200に達し、置き場所がなくなっている。
3団体は2012年10月より、国と東電に請願を行ってきたが、4年が経過する現在も進展はない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年11月7日