アジア太平洋自由貿易圏は長期発展の羅針盤
APECは1994年、貿易投資自由化に関するボゴール目標を確立した。アジア太平洋自由貿易圏は、ボゴール目標に継ぐAPECの最も壮大な夢となる。ボゴール目標の達成期限である2020年が近付く中、我々は、未来に向かうアジア太平洋協力の新たな旗を打ち立てる必要がある。アジア太平洋自由貿易圏は、アジア太平洋の長期的な協力を引っ張る全局的で戦略的な壮大な未来図となる。自由貿易圏の手引きの下、広範な各分野の協力には大きな前途が生まれることとなる。貿易・投資の自由化と便利化を促進し、世界のバリューチェーンとサプライチェーンを密接に結びつけ、サービス業や中小企業、相互接続、インターネット経済、電子商取引、モデル通関地ネットワークなどの分野での実務的な協力が深まる。さらに貿易・投資の包括性や包摂性がさらに重視され、世界の経済成長のエンジンとしてのアジア太平洋の地位が強化され、アジア太平洋の長期的な繁栄と持続可能発展が実現される。
もしもAPECが夢を作ったのだとすれば、APECのメンバーである21エコノミーは、初心を忘れずに今も夢を追っていると言えるだろう。アジア太平洋自由貿易圏という輝かしい夢を胸に、我々は手を携えて前進し、さらなる融合・繁栄・進歩の未来へと向かっていく。
(文:談践 APEC高官、外交部国際経済司副司長)
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年11月11日
![]() |
![]() |
![]() |