インドのモディ首相は9日、「印日関係は特別戦略的グローバル・パートナーシップだ。我々は民主的な価値観の承認を通じ、共に開放的で包括的な、規則ある国際秩序を構築しようとしている」と述べ、訪日の基調を整えた。モディ首相の訪日は、就任後2回目となる。モディ首相は2014年、就任後2番目の訪問国というプレゼントを、安倍首相に贈った。就任後初の訪問先はブータン。当時の訪問により、印日の二国間関係は「特別戦略的グローバル・パートナーシップ」に格上げされた。
モディ首相の訪日前、日本の外務省の報道官は、インドが南中国海問題でより大きな声をあげるよう日本は働きかけ続けていると表明した。インドメディアは先ほど、印日両国は今回の訪日の共同声明で、南中国海仲裁案に言及すると報じた。ロシアのニェザヴィーシマヤ・ガゼータ紙は10日、「日本がインドを反中連盟に勧誘へ」と題した記事の中で、「インドは日本から原発・軍事技術を得ようとしており、同時に日本の資金を利用し高速鉄道を建設しようとしている。日本はインドを中国けん制の軌道に引き込もうとしている」と伝えた。
モディ首相が訪日中に何を議論するかという質問に対して、中国外交部の陸慷報道官は10日「我々は周辺諸国が正常な二国間関係を発展させることを楽観している。当然ながら彼らが二国間関係を発展させる上で、他国、特に地域内の国の正当な関心事を尊重し、地域の平和と安定に資することをすることを願っている」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年11月11日