米国がTPPを捨てれば、安倍氏に打つ手なし

米国がTPPを捨てれば、安倍氏に打つ手なし。

タグ: TPP,安倍晋三,トランプ氏

発信時間: 2016-11-15 15:52:37 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本の安倍晋三首相は14日、参議院の特別委員会で、米国が政権交代の過渡期にある現在、日本主導でTPPを早期発効させなければならないと述べた。安倍首相は、ペルーAPEC会期中に、TPP参加国の首脳会議を開くと表明した。

トランプ氏が次期米大統領に選出されると、ホワイトハウスはオバマ大統領の任期中に議会でTPPを承認する取り組みを放棄し、次の政権と議会に委ねると発表した。トランプ氏は100日行動計画の中でTPP脱退を表明しており、同協定は先行き不透明になっている。一部メディアはすでに「死産」などと描写している。

TPPに署名済みのアジア太平洋諸国の多くが、TPPの将来を悲観している。安倍首相はすべての手を尽くしTPPを取り戻す決意を示した、参加国中では唯一の首脳となった。TPPは主にオバマ政権が主導・推進し、安倍政権は脇役でしかなかった。TPPは日本に対して農業の保護を解除するよう求めており、国内では反対の声が多く上がっている。安倍首相は現在、この危ぶまれている協定のため旗を振り応援し、オバマ大統領よりも盛り上がっているように見え、やや異常だ。

TPPは経済貿易協力協定だが中国を排除しているため、オバマ大統領はその目的が中国のアジア太平洋貿易ルールの制定の阻止にあると再三表明してきた。これによりTPPは地政学的な駆け引きの色合いを帯びるようになった。安倍首相はTPPに力を入れ、日本が割りを食ってでも早期発効させようとしている。これはTPPが経済貿易面で、「中国孤立」の効果を生むと期待しているからだ。安倍首相は政治的理由によりTPPに熱を上げており、米国人にとっては理解不能である。

TPPが壁にぶつかったのは、国際経済貿易協力の法則に背き、地政学的な要素を盛り込みすぎたせいだ。こうして貿易は政治化し、貿易の公平性が損なわれ、利益分配の法則が乱れた。そのため多くの米国人が不満を抱き、国のために奇妙かつ莫大な犠牲を強いられているように感じた。TPPは米国でかつてないほどの反発にあい、大統領に当選したトランプ氏にも反対された。これは人々が、エリートらが「政治的正確性」を常に最優先することに、嫌気が差したことを意味している。

安倍政権は投機的で極端だが、ホワイトハウスのような求心力により、先頭に立ちTPPを推進することはできない。日本が中国と戦略的に対立する動機は、実益の面から説明できない。日本はまるで中国と、アジアの「地位」と「主導権」を争っているかのようだが、これらの意義は空虚だ。中国がアジアを主導することはなく、日本がアジアを主導しようとは非現実的で馬鹿げている。アジアの協力・競争の流れは、誰が主導するかよりも複雑で、豊富な意義を持つ。

自由貿易協定は通常、排他的な性質を持たない。一つの地域で、複数の自由貿易協定が交錯することがある。ASEANが提案した、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)も推進中だ。中国は熱心だが、これを主導しようと試みたことはない。

TPPは最終的に「おじゃん」になる可能性があり、改正により復活する可能性もある。しかしアジア太平洋地域で新たな自由貿易協定が登場し、米国が参加し、大きな力を発揮するものも含まれることはほぼ断定できる。それから中国が世界最大の貿易国であり、貿易により勢力を作り中国を「孤立」させようとするのが馬鹿げていることも断言できる。これは不可能なことであり、やったとしても長くは続かない。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年11月15日

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