岸田氏が訪露、プーチン氏の訪日の地ならしに

岸田氏が訪露、プーチン氏の訪日の地ならしに。

タグ: 岸田文雄,ロシア

発信時間: 2016-11-21 14:33:33 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本メディアの報道によると、岸田文雄外相は来月3日にロシアの首都モスクワを訪問し、ロシア外務省のセルゲイ・ラブロフ外相と会談し、プーチン大統領の訪日について協議する。

プーチン大統領は来月15、16日の両日に訪日し、安倍晋三首相と会談する。安倍首相はプーチン大統領の訪日中に、北方四島(ロシア名・南クリル諸島)の帰属問題に関する進展を目指す。

千島列島はロシア極東のカムチャツカ半島と日本の北海道の間に位置する。列島南部の歯舞・色丹・国後・択捉の四島の総面積は約5000平方キロメートルで、ロシアから南クリル諸島、日本から北方四島と呼ばれている。四島は戦後、ロシア側に実効支配されている。ロシアは日本による北方四島返還要求は、第二次大戦の敗戦の結果を見直そうとするものと判断している。深刻な対立から、両国は現在も平和条約を締結していない。

共同通信によると、プーチン大統領と安倍首相の会談で一定の成果を得るため、両国政府が調整を急ピッチで進めている。岸田外相は来月3日、ラブロフ外相と会談する。

ロシア外務省の消息筋は上述した報道について、双方は岸田外相の訪露に関する詰めの協議に入っていると述べた。

【経済協力の協議を開始】

日本とロシアは18日、8項目の対ロシア経済協力案について作業計画を策定し、年内から順次協議を始めることで一致した。

これは安倍首相が今年5月、プーチン大統領との会談中に提案したもので、人的交流、医療、都市整備、中小企業、エネルギー、産業振興、極東開発、先端技術を含む。

双方は人的交流で、日本政府観光局のモスクワ事務所開設や、2018年のロシア・サッカーワールドカップでのスポーツ交流でも合意した。ビザ発給要件を緩和し、大学間や青年の交流も2017年から規模拡大を目指す。

双方はエネルギーの3つの作業部会を設置し、石油天然ガスの開発、風力発電、東京電力福島第一原発の廃炉作業などの分野の協力を行う。

双方は医療・医薬品開発の協力を展開し、2017年より高齢者向けの医療・リハビリ施設に関する協議を開始する。都市建設ではヴォロネジをモデル都市とし、渋滞やゴミの問題を解決する。

双方はさらに、原子力技術協力と郵政分野の協力で合意した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年11月21日

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