中国通信機器最大手の華為技術(ファーウェイ)が、日本に先端技術の研究開発拠点を設ける。日本企業との協業を進め、IoTや5G無線技術を開発する。日本経済新聞が伝えた。
ファーウェイは研究開発拠点を、東京に来年中にも設ける。当初は20−30人の技術者で始め、開発の進展に応じて規模を拡大していく。
ファーウェイには、主に進出先の市場向けの製品を手がける開発拠点とは別に、「Xラボ」と呼ぶ先端技術の研究拠点がある。深セン市と上海市のほか、ドイツのミュンヘンにもある。東京は海外2番目の拠点となる。ファーウェイの胡厚崑副会長兼輪番最高経営責任者(CEO)は「日本にはIoT分野に利用できる最新技術と光ファイバー網の高い普及率がある」と述べた。
新設する研究拠点には、日本企業や認証機関などにも参加を求める。5G分野でソフトバンクやNTTドコモと協力を強化するほか、VR技術ではソニー、産業分野では東芝、安川電機などと連携したい考えだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年11月29日