日本国内では、日本が平和的な道を歩み続けられるかという危機感が、日増しに募っている。THAAD導入は数千億円が必要で、防衛省筋も予算を得るのは容易ではなく、国民の理解が必要だとした。安倍政権が今後、隣国を敵視し摩擦をこしらえ、国内のナショナリズムを刺激し、野望を実現するため地ならしを続けることが予想できる。
しかしながら時間の流れと共に、安倍政権の本質を見抜き、危険な「軍国の夢」のために金を出そうとしない日本人が増えていることが、事実によって証明されている。一年以上に渡り、日本各地では安保法に反対する市民の集会・デモ行進が数百回行われているが、これがその証左だ。
集団的自衛権の行使容認、安保法、戦後レジーム脱却の主張、防衛予算拡大、THAAD配備検討――安倍政権の歴史修正主義と一連の手法は、歴史と民意をないがしろにし、平和的発展と協力・ウィンウィンの時代の流れに反しており、自国民と国際社会から信頼を勝ち取ることができない。
日本が世界の平和と安定に貢献したければ、言行を一致させ、人為的に緊張をこしらえ、矛盾・対立をそそのかすのではなく、国家間の政治・安全相互信頼及び地域の平和・安定に資することをするべきだ。軍国主義の戻れぬ道を歩み続け、国民に重い犠牲を強いるべきではない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年12月5日