時事通信によると、安倍首相の新年初の外遊は、日本の外交において非常に重要だ。安倍首相は協調を強化すべき、日本の外交を支える重要な意義を持つ「アジア太平洋のパートナー」を歴訪した。TBSによると、安倍首相の今回の訪問には、米国を軸とする同盟体制の「アジア太平洋の平和・安定維持への意義」を認識させるという、大きな目的があった。双方は日越首脳会談で、米国のアジア太平洋戦略と南中国海問題について議論した。安倍首相はフィリピン、豪州、インドネシアでも、米国との仲介者としての力を発揮した。
中国外交部が16日に開いた定例記者会見において、華春瑩報道官は安倍首相がアジア太平洋歴訪で、南中国海問題を自ら取り上げたことに関する質問に答え、「人々が目にしている通り、中国とASEANの関連国の努力により、南中国海情勢は安定化し、交渉と協議により解決する正しい軌道に戻っている。日本側の首脳が全力を尽くし、仲違いを図ろうと策を練り、いわゆる地域の緊張を煽っているが、このようなやり方はよからぬ下心があり、極めて不健全な心理だ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年1月17日