目で見たものこそ真実と言われるが、誰かがSNSで友人との記念写真を投稿したとしても、注意が必要だ。この友人が、借りたものかもしれないからだ。米サイト「Oddity Central」が14日に伝えた。
日本の「ファミリーロマンス」はレンタルフレンドのサービスを提供している。一定の費用を支払えば、会社から派遣される社員に友人になってもらい、デートや記念撮影をし、SNSに投稿できる。利用者は偽の友人の性別、年齢、さらには外見について、具体的に注文できる。利用時間は2時間で、費用は8000円から。別途の費用は利用者が負担。同社によると、これは現実生活で友人のいない人が、ネット上で孤独に見えないようにするためだ。あるネットユーザーは、「友人を10人雇い、東京の有名ホテルで誕生日パーティーを開いた。私たちは酒を飲み、大きなケーキをプレゼントしてもらった。写真を沢山撮影した。楽しい時間だった。こうして私はフェイスブックとツイッターで写真を投稿できた」とコメントしている。
「誕生日パーティーに招待する友人さえいないのに、誰かにSNSを見られることを気にするのか」と疑問視する人もいる。同社は、これらの写真により利用者の事業開拓を支援できるとしている。付き合いやすい人と仕事をしたいと、相手側が考えるからだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年3月18日