米軍は22日、米海軍と日本の防衛省がハワイ沖で、米日が共同開発している新型迎撃ミサイルの実験を行ったが、弾道ミサイル1発の迎撃に失敗したと発表した。
米ミサイル防衛局の声明によると、20日夜の実験では、まずハワイ・カウアイ島の太平洋ミサイル試射場から標的となる中距離弾道ミサイルを発射した。米海軍イージス艦「ジョン・ポール・ジョーンズ」がレーダーによりこの標的を探知・追跡した。
ミサイル防衛局は「イージス艦は標的を探知・追跡後、SM3ブロック2Aを発射したが、迎撃できなかった」と発表した。
SM3ブロック2Aの発射試験は4回目、迎撃試験は2回目。今年2月に実施された前回の試験では成功していた。
米国は同システムに現在まで約22億ドルを出資しており、日本も約10億ドルを出資している。米レイセオン社がプロジェクトを担当。
日本メディアによると、海上自衛隊は2021年に、この新型ミサイルを護衛艦に搭載する予定だ。
米日の新型ミサイル迎撃試験が前回初成功した際に、中国外交部の陸慷報道官は定例記者会見で、「関連国が自国の安全の利益を考慮すると同時に、他国の安全の関心事を尊重することを願う」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年6月23日