1980年に訪日したパンダの飼育員:1日で50キロ以上の笹を運ぶ

1980年に訪日したパンダの飼育員:1日で50キロ以上の笹を運ぶ。 広州動物園の1対のジャイアントパンダ「珊珊」と「宝玲」は1980年に日本を訪れ、福岡動物園で2カ月公開され、日本各界と福岡市民から歓迎された。広州のパンダの訪日はこれが初めてであり、現在でも唯一の例となっている…

タグ: 広州動物園 パンダ 珊珊 宝玲

発信時間: 2017-06-23 11:30:45 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

元飼育員の黄翠蓮さん

広州動物園の1対のジャイアントパンダ「珊珊」と「宝玲」は1980年に日本を訪れ、福岡動物園で2カ月公開され、日本各界と福岡市民から歓迎された。広州のパンダの訪日はこれが初めてであり、現在でも唯一の例となっている。広州日報の記者は広州動物園で、当時代表団と共に訪日した動物園パンダ館元飼育員の黄翠蓮さんを取材し、パンダの福岡での生活、5頭のパンダとの交流について話を聞いた。

「檻が新しいものだったので、賢い珊珊は警戒し尻込みし、美味しい餌の乗ったプレートを奪い去ろうとした。しかし最後には食欲に駆られ、この輸送用の檻の中に入った。その後、騙されたと知って腹を立てたが、疲れて静かになった。おとなしい宝玲はお利口で、自分から檻の中に入った。美味しい朝食を食べ、喜んでいたほどだ」

これは1980年3月23日に広州メディアが報じた、広州動物園のパンダ2頭の訪日前の様子だ。

黄さんによると、広州動物園は当時、彼女と園長と獣医と飼育員の計4人を派遣した。彼女はこの2頭の面倒を見た。またチャーター機で日本に向かう際に、2頭は座席を取り外した飛行機の前側に置かれていたという。「檻は空気穴以外は密封された。人の姿が見えず、移動中は静かだった」

黄さんは福岡動物園が、面積150平方メートルの風通しのいい、開放的なパンダ館を特別に建設したことを覚えている。「公開期間中、彼らは1時間離れた沖縄から福岡まで新鮮な笹を運び、珊珊と宝玲の主食にした」

珊珊と宝玲は福岡に到着すると、現地の気候を気に入った様子だった。黄さんは「広州は暑いが、パンダは暑いのが苦手だ。福岡はまだ涼しい方で、パンダは気に入った」と笑って話した。

福岡動物園で公開された2カ月間、珊珊と宝玲は現地のビッグスターになった。「あの頃は実に賑やかだった。動物園は毎日記念日のようで、人で混雑した」

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