若者には理想の生活がある
社会に認められるために自分の個性を捨てて会社で働き、中産階級の生活を送る。若者はこのような価値観を「ださい」と感じている。
物質面は非常に発達している日本だが、文化面は欧米を崇拝し真似ている。シンプルな生活を送り、生命の本質を探り、自己意識を目覚めさせることで自分のやりたいことをし、理想の生活を送ることが主流になっている。
小さなパン屋を開く、ほかの人と違うスタイリストになることは大企業で苦労するよりかっこいい。ファッションデザイナーになり自分の事務所を開く、コンピュータ開発をする、フリーターになるなどは会社の決められた勤務体制に縛られることなく、流行の個性の発揮方法である。
そのほか、日本の税制度と給与問題にも言及しなければいけない。
日本は平均主義の国で、平均ライン前後の給料をもらっている人が多い。また国は累進税を採用し、年収が多ければ税率は高くなる。
そのため、年収1500万円以上の人の割合は少ない。エコノミストは、「裕福な人が日本を離れてシンガポールや香港などの税制度の緩い国や地域に行っている」と嘆く。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年6月29日