大虐殺の記念を妨害、孤立する日本③英国はホロコーストを盛大に記念

大虐殺の記念を妨害、孤立する日本③英国はホロコーストを盛大に記念。英国には人々が胸に赤い花をさす「リメンブランス・デー」があるのに、なぜ大量虐殺記念日をわざわざ設立するのか。大英帝国は本土を侵略されたことがなく、虐殺の惨劇が発生したこともないのに、これほど盛大に大虐殺の犠牲者を追悼するのはなぜか…

タグ:大虐殺 強制収容所 アウシュヴィッツ

発信時間:2017-08-30 15:39:51 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 今年の1月26日、アウシュヴィッツ強制収容所解放72周年記念日の前夜、英国の政治家、宗教リーダー、ホロコースト生存者200人以上、各界の関係者1000人以上がロンドン中心部のクイーン・エリザベス2世カンファレンスセンターに集まり、ナチスに虐殺されたユダヤ人600万人と20世紀以来の各種大量虐殺の被害者を追悼した。1月27日の「ホロコースト犠牲者を想起する国際デー」(国際ホロコースト記念日)の前後に、英国全土で6000回以上の記念活動が催された。筆者はこの盛大な大量虐殺記念活動を近距離で観察し、英国の政府から民間までの記念活動の調査を行った。

 

 英国には人々が胸に赤い花をさす「リメンブランス・デー」があるのに、なぜ大量虐殺記念日をわざわざ設立するのか。大英帝国は本土を侵略されたことがなく、虐殺の惨劇が発生したこともないのに、これほど盛大に大虐殺の犠牲者を追悼するのはなぜか。多くの人がこのような疑問を持つことだろう。

 

 大虐殺の惨劇は確かに英国で起きなかったが、英国人にはこれに関する忘れがたい記憶がある。1938年11月から1939年9月にかけて、「子供を救え」と呼ばれる救助活動において、約1万人の子供(多くがユダヤ人)がナチスに蹂躙される欧州大陸から英国に移された。英国は1939年、欧州大陸の6万人の難民を受け入れた。

 

 英国には大虐殺に関連する多くの遺跡がある。ロンドンのヴィーナー図書館は世界で最も古い歴史を持つホロコースト研究機関で、英国で最も整ったナチスの歴史に関する公文書がある。帝国戦争博物館は欧州全体で最大のホロコースト陳列を行っている。ハイド・パーク、難民の子供たちが下車したリバプール・ストリート駅などには、ホロコーストを記念する花壇や彫像がある。ノッティンガムシャー州のホロコースト研究センター・博物館では、来館者が毎年バラ園に種を植えている。


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