韓国を訪問する観光客が最も多いのは、これまで中国と日本だった。訪韓中国人客の数が日本を初めて上回ったのは2013年で、その後も上昇傾向を示していた。ところがTHAAD問題により両国関係が緊張し、訪韓中国人客が激減した。今年1−7月は、前年同期比で46.5%減となった。それでも中国人客は依然として最大の割合を占め、述べ253万人に達している。同期の訪韓日本人客は延べ128万人で、中国に次ぐ2位。
韓国観光公社は中国人客の大規模な流出を補うため、外国人客の多元化と国内旅行の活性化により、悪影響を和らげるとした。環球時報の記者はソウルの有名スポットを訪れたが、東南アジア人が目立って増え、中国人と日本人が以前ほど多くはないと感じた。
韓国観光公社は、年末までTHAAD及び朝鮮半島情勢の不安定といった要因により、訪韓外国人客は前年比469万人減(27.2%減)になると予想した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年9月7日