中国駐大阪総領事館によると、日本時間6日12時30分時点で、漁船「魯栄遠漁378」の捜索・救助活動に進展があり、日本の巡視船は漁船から5人の遺体を発見した。
遺体はすでに付近の中国籍漁船管理所に引き渡され、身元確認を開始。日本側は行方不明中の船員の捜索活動を引き続き実施している。
5日未明、漁船「魯栄遠漁378」が島根県隠岐の島の北約400キロの公海で香港籍のタンカーと衝突、転覆した。船員16人のうち4人が近くにいた中国籍の船に救助され、残りの12人が行方不明になった。日本側は3隻の巡視船を救援に派遣し、第八管区海上保安本部は緊急対策本部を設置した。
中国駐大阪総領事館は5日、通報を受けて緊急作業チームを発足、派遣し、5日晩に緊急対策本部に到着。6日午前、緊急作業チームは日本側の関係部門と合流し、救援活動を開始した。
中国駐大阪総領事館は、引き続き各救援活動を協力して行っていくと表明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月9日