日本の警視庁は10月31日、27歳の無職男が9人の遺体を自宅に隠していたとして逮捕したと発表した。この男は、家で殺害し、遺体を切断したと供述している。
NHKによると、男の名前は白石隆弘、2カ月前に神奈川県座間市のアパートに引っ越した。警察は失踪した東京都の23歳女性の捜査で、女性が白石容疑者と接触していたことを突き止め、30日に白石容疑者のアパートを捜査。女性8人、男性1人、計9人の遺体の一部を発見した。
警察は、白石容疑者のアパートに積み重ねられた複数の冷蔵庫と収納ボックスの中から被害者の遺体の一部を発見。白石容疑者は、「自宅で遺体を解体してネコのトイレ用の砂をかけ、犯罪の事実を隠そうとした」と供述。また、アパートからのこぎりも発見された。
警察庁幹部は、被害に遭った23歳女性は失踪前にSNSで自殺をほのめかす書き込みをし、白石容疑者は「自殺サイト」を通じて女性と連絡をとったと明かした。容疑者は「初対面で殺害した」と供述している。
白石容疑者と同じアパートに住む住民は『産経新聞』に対し、「8月から部屋の前を通ると下水のような臭いがしていた」と話している。警察は、9人の被害者全員が白石容疑者に殺害されたとみて、身元確認を急いでいる。
『産経新聞』によると、白石容疑者の両親も座間市内に住んでいる。容疑者のアパートの仲介業者は、2カ月ほど前、白石容疑者の父親から「すぐに入居したい」と電話があり、白石容疑者本人が契約したと明かした。容疑者が住むワンルームの家賃は2万2000円だという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月1日