ニコン衰退 カメラ工場閉鎖、従業員2268人の契約解除

ニコン衰退 カメラ工場閉鎖、従業員2268人の契約解除。

タグ:生産高 ニコン 解散

発信時間:2017-11-06 16:27:29 | チャイナネット | 編集者にメールを送る



 「ニコンを打ち負かすのはキャノンではなく、スマートフォンである」という見方が現実になりつつある。


 創設100周年を迎えたばかりの日本のこのカメラメーカー大手がダメージを受けている。ニコンは10月30日、中国の無錫にある映像事業部生産子会社、尼康光学儀器(中国)有限公司(以下、NIC)を閉鎖すると発表した。スマートフォンの台頭により、小型デジカメ市場が急速に縮小し、NICの稼働率も大幅に低下し経営継続は困難を極めているという。


閉鎖の兆しは以前からあった


 NIC工場は2002年に創設された、ニコンのカメラ全盛期の産物である。当時、急増する需要を満たすため、無錫市の政府機関(無錫高新技術産業開発区)の誘致を受け、ニコンは6000万ドルでNIC工場を創設した。


 ニコンはほかに中国の南京、常州、杭州、東莞に計5カ所に工場を持つが、これらの工場と異なり、NIC工場は小型デジカメCOOLPIXシリーズとニコン1シリーズおよびレンズ、ハイエンドデジカメの部品を生産。


 今年3月、NIC工場は従業員を募集したが、下半期に入ってからその動きは見えず、無錫の一部従業員から工場閉鎖の噂が上がり、生産も縮小し始めた。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月6日


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