2013~14年、一眼レフカメラの時代が到来したが、好景気は続かず、2015年にECが台頭し、一眼レフの時代は衰退していった。最近はスマートフォンの高画素、美顔、修正などの撮影技術が台頭し、デジカメが真っ先にダメージを受けた。
ニコンの統計によると、2016年のNIC工場のカメラ生産台数は175万台、売上高は約12億元で、2012年から68%減少した。市場ニーズと経営の圧力により、ニコンは中国の使い捨てカメラ組立事業から撤退した。関係者は、「これを決定した時、工場の稼働率はわずか30%だった」と明かす。
日本経済新聞の統計によると、カード型デジカメの市場規模はピーク時の10%ほどに縮小し、キャノンやソニーなどのカメラ製造大手も影響を受けている。
今後について、ニコンは「カメラ業務については、消費者の動き、その他の業務が関わる業界のニーズを研究しながら市場観察を続け、企業戦略を調整していく」とした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月6日