流れに乗る日立グループ、中国での事業革新を加速

流れに乗る日立グループ、中国での事業革新を加速。日立グループが1日に広州市で開催した「広東―日立創新交流会」において、日立製作所執行役常務、中国総代表の小久保憲一氏は今後の中国事業発展計画について説明した。中国新経済の時代のもと、日本企業がいかに長所を強化し、革新により事業を開拓するかに関する新モデルを示した…

タグ:日立 スマート製造 養老  Lumada

発信時間:2017-12-05 17:00:18 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


中国各級政府との連携を強化



 「広東―日立創新交流会」に出席する広東省人民政府の指導者


 中国経済は現在、新常態に入っている。中国政府は「第13次五カ年計画」国家戦略性新興産業発展計画を発表し、ネットワーク強国戦略を実施し、「デジタル中国」の建設を加速し、IoT、クラウドコンピューティング、AIなどの技術の各業界への全面的な融合と浸透を促進することで、万物ネット化、融合・革新、スマート・協同、安全・制御可能な次世代情報技術産業体制を構築するよう求めた。日立は中国の政策方針に順応し、一連の関連事業を展開した。これには国家発展改革委員会の環境保護・省エネ、健康・養老などの人材・技術交流のほか、中国工業・情報化部との「中国製造2025」に関する技術交流が含まれる。当然ながら最も緊密なのは、日立と広東省政府の協力だ。


 広東省が日立にとって重要であることは言うまでもない。世界的に有名な製造業大省である広東省のGDPは、この28年間に渡り全国一をキープしている。日立は広東省で約30社に投資を行っており、2017年度の中国市場の売上(577億元)のうち、6割(323億元)が広東省で創出された。


 広東省は近年、革新駆動型発展戦略で注目される成績を手にしている。次世代情報ネットワーク、新型ディスプレイ、スマート製造、新エネ車、バイオ医薬、新材料などの戦略性新興産業の発展が目覚ましい。日立もこの流れに乗り、広東省における社会革新事業を拡大した。日立は現在、中信恵州医院と画像診断センターを共同運営している。産業流通分野では、製薬業界向けにMES事業を展開している。都市デジタル化については本田技研工業との合弁で、EV用モーター生産拠点を設立した。小久保氏は「当社はこれから革新プラットフォームを活用し、広東省でスマート製造と都市デジタル化の研究開発を推進する。また広東省を拠点とし、社会革新事業の全国展開を加速する」と述べた。

 


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