翁長雄志沖縄県知事は「落下物が米軍のものだったならば、許せないことだ」と述べた。
沖縄米軍基地の軍機は飛行中、頻繁に部品を落下させている。この1年間で軍機が飛行中に発火もしくは墜落する事件が相次いでおり、県は何度も米軍に抗議しているが、改善は見られない。
緑ケ丘保育園の近くにある普天間飛行場は宜野湾市の中心地にあり、「世界で最も危険な基地」と呼べる。周辺には住宅や学校などの公共施設があり、人口が密集している。米軍機は昼夜を分かたず飛行しており、近隣住民の生活に深刻な影響を及ぼしている。特に軍機の落下物、さらには墜落が懸念されている。
日本政府は2006年に米国と協議し、沖縄県名護市辺野古地区に新基地を建設することを条件に、普天間基地を移設することを決定した。ところが県民は強く反発し、沖縄県からの移設を求めた。双方が深刻な対立に陥っていることから、政府を代表する沖縄防衛局は数カ月前に埋め立て開始を強行した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年12月8日