韓国の文在寅大統領と日本の安倍晋三首相はこのほど、中国の「一帯一路」提唱と連携する意向を示した。アナリストは、両国の「一帯一路」提唱に対する姿勢は、両国指導者の対中関係の改善に対する望みを表すと同時に、「一帯一路」提唱が国際社会から広く認められていることも示すとみている。
韓国の『朝鮮日報』の19日の報道によると、文在寅大統領は第1回駐外公館責任者のパーティーで、「多元的な外交を展開すべき。中国の一帯一路提唱と早急に連携し、韓国の対外協力分野の拡張を加速させたい」と述べた。
文在寅大統領は12月中旬の訪中時の中韓首脳会談で、韓国側は「一帯一路」共同建築の協力に積極的に参加し、中国とその他の国とともに人類運命共同体の構築に努めたい考えだと示した。
また、日本の安倍首相は19日に東京で演説し、中国側とのハイレベル交流を強化し、互恵・ウィンウィンの経済貿易協力を展開し、相互利用と「一帯一路」枠組み下での協力を積極的に検討する方針を示した。
1カ月以上前、中日両国の指導者はベトナムのダナンで会談。安倍首相は、日本側は中国側とのハイレベル交流を強化し、互恵・ウィンウィンの経済貿易協力を展開し、相互利用と「一帯一路」枠組み下での協力を積極的に検討したい考えだと示した。その後、安倍首相はフィリピンの首都マニラで、「一帯一路」が世界の平和と繁栄に貢献することが期待され、日本はこの点を踏まえて中国側と協力したいと語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年12月21日