実は、中韓両国は以前から「一帯一路」提唱と韓国の「欧亜提唱」の連携に着手している。ただ、この1年あまり、両国関係は「THAAD」問題により低迷し、「一帯一路」強力にも影響していた。
文在寅大統領の訪中後、中韓関係は改善され、韓国側の「一帯一路」建設への積極的な参与も両国関係回復の表れの1つである。
韓国と異なり、日本の政治・経済界には「一帯一路」が日本の発展に不利との見方があり、反対の声も上がっている。しかし、「一帯一路」が参加国にメリットをもたらしているため、日本各界で参与すべきという声が高まり、政府も政策の見直しを進めている。
11月下旬、広東省で従都国際フォーラムに出席した鳩山由紀夫元首相は、日中両国の「一帯一路」建設における協力強化は両国関係改善の突破口になる可能性があるとの見解を示した。
日韓の指導者の姿勢は、「一帯一路」建設が中日・中韓関係だけでなく、北東アジアにも新たな進展をもたらすことを示す。
経済が活発な北東アジアは「一帯一路」建設の重要な部分である。「一帯一路」提唱は関係国間の開放・協力を促すだけでなく、北東アジアを含む東アジア経済圏と欧州経済圏の距離を縮め、地域の繁栄、発展、安定のプラスエネルギーになる。
日韓両国の「一帯一路」に対する協力的な姿勢を、中国側は歓迎するに違いない。中国側は、「一帯一路」提唱は重要な国際協力プラットフォームと重要な国際公共商品であり、中国が提起したが世界のものだと強調している。「一帯一路」提唱は開放・包容的な提唱であり、同じ意思を持つすべての国の積極的な参与を歓迎する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年12月21日