日本トップクラスのエンジニア1000人が中韓企業に流出

日本トップクラスのエンジニア1000人が中韓企業に流出。

タグ:ITバブル崩壊

発信時間:2017-12-30 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 『日本経済新聞』によると、1970年代中期から約40年で、日本の電気機械メーカーから1000人以上の国内トップクラスのエンジニアが中国や韓国をはじめとするアジアの企業に流出した。中韓などの国は、90年代以降に大量リストラで職を失った日本のコア人材を招き、これらの人材はアジアの企業の飛躍に大きく貢献した。日本の人材の中韓などへの流出はピークを超えたが、先進技術は引き続き国外に流れるとみられ、日本政府は対策を検討し始めた。


 「技術力のある人材が外に流れている」と話す日本の文部科学省技術・学術政策研究所の藤原綾乃主任研究官は、1976年から2016年春までの約40年間の人材動向を調査。その結果、日本の電気機械メーカーのエンジニア490人が韓国企業に、196人が中国大陸企業に流れ、350人が台湾やタイなどの企業に流れたことがわかった。


若い人材も大量流出


 日本の人材の中韓への大移動は2000年代に加速した。ITバブル崩壊やリーマンショックによる業績低迷で、日本のエルピーダメモリは2012年に破綻した。ルネサス エレクトロニクスは従業員の半分のリストラを強いられ、居場所を失った優秀な半導体エンジニアの多くが能力を発揮する場所を見つけるために海外に移った。中国企業に招かれたある日本人エンジニアは、「2000年代中期に数千人の日本人エンジニアが中国にいた」と話す。今回の調査でわかった技術者は氷山の一角にすぎない。


5000万円の成果報酬を付与


 「年収3000万円。工場が軌道に乗れば5000万円の成果報酬を付与」。2017年春、東芝四日市工場のある40代半導体エンジニアは、「中国で3年働けばもっと稼げる」と言われてヘッドハンティングされた。半導体の量産を開始した中国企業にとって、日米韓連合への売却を決めた東芝メモリはエンジニアの宝庫である。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年12月30日

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