「非人道的な暴行――中国侵略旧日本軍731部隊罪証展」が29日のモスクワで開かれた。中露の主催者、歴史学者、多くの現地人と華僑・華人が見学した。
展覧は侵華旧日軍第七三一部隊罪証陳列館とロシア第二次大戦記念館が共催。侵華旧日軍第七三一部隊罪証陳列館の楊彦君副館長は開幕式で「731部隊は第二次大戦中、大規模な細菌戦と人体実験を行った。人体実験の被害者は中国人とロシア人が中心。この行為は赤裸々な非人類・非人道・非倫理的な戦争の罪だ。中露両国が今日この罪証展を共催するのは、第2次大戦中の同部隊による戦争犯罪、戦争責任、戦後の危害を暴露するためだ」と話した。
ロシア第二次大戦記念館の副館長は「731部隊の悪行により多くの人員が死傷し、かつ生態環境が破壊された。展覧は世界に向け、世界反ファシズム連盟がナチス・ドイツと日本軍国主義に戦勝してなければ、想像もできない結果になっていたことを証明する。人類は団結し、平和のために戦わなければならない」と述べた。
今年80歳になるロシア人女性は記者に対して「私は化学研究に従事していたが、化学兵器が人類にどれほど深い傷をもたらすかを知っている。展覧の見学後、私はショックを受けた。731部隊は生きた人間を使い凍傷、細菌兵器、化学兵器など、おぞましい実験を行っていた。展覧により、ロシア人はこの歴史への理解を深めることができる」と感想を語った。
2カ月間の展覧は、写真・図表・文書により、旧日本軍が細菌戦部隊を作り、細菌戦を画策していたことを全面的かつ客観的に展示・暴露する。また731部隊が細菌の研究を行い、健全者を使い大規模な人体実験を行っていた罪を暴く。これには731部隊によるソ連抗日志士を使った生体実験、日本軍がソ連に対して実施した細菌戦、関東軍の細菌戦の罪に対する戦後ソ連政府の正義の裁判などの内容が含まれる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月2日