上述した匿名の中国軍人専門家は、環球時報の記者に対して「日本は中国軍の正常な活動にいちゃもんをつけているが、これは『中国脅威論』を誇張し、これを日本の軍拡の口実とするためだ。また世論の注意を引くことで、軍拡の実際の目的を覆い隠そうとしている。他国のいわゆる『軍事的脅威』を誇張する日本は無責任であり、地域の平和と安定に対して何ら積極的な意義を持たない」と指摘した。
日本は「中国の脅威」を口実に、軍事配備を強化することが多い。産経新聞は「南西諸島は宮古島空自の固定式レーダーを置いていただけで陸上自衛隊部隊などが配置されておらず、『部隊配備の空白地域』とされてきたが、2016年3月には日本最西端の与那国島に陸自沿岸監視隊を配備。空自の移動式レーダーも展開させることにしている」と伝えた。
上述した専門家は環球時報の記者に対して、「日本が離島にミサイルとレーダーを配備する主な目的は、大隈海峡と宮古海峡のコントロールだ。日本メディアによる、いわゆる『防空の空白地域』とは、口実に過ぎない。しかし何はともあれ、これが中国海軍の公海における正常な航行の自由と遠洋訓練に影響を及ぼすことはない」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年4月3日