世界的な高齢化社会突入、生産年齢人口の激減に伴い人件コストが増加し、建設会社の人件コスト削減、効率と質の向上ニーズは高まり、工事デジタル化技術の応用が期待されている。過去10年で、ドローンは発展の黄金時代を迎えた。ドローンは価値数百万ドルの軍用ドローンから民間の遊び道具になり、「神の視点」で見る喜びをもたらし、多くの業界において生産力革新のリード役になっている。
日本の建設現場の上空には自動運転の飛行機が飛んでいる。地下の汚水池では巨大な「掘削者」が半自動で作業し、地ならしや溝掘りを行う。過去3年で、カリフォルニア州のSkycatch社は日本の5000カ所以上の建設現場にクアッドコプターを提供した。これらの建設現場の多くが東京や周辺地区で、世界2位のコマツが経営するスマート建設プロジェクトの一部である。
Skycatchは人工知能を導入し、自動、完全な機械化を実現した。近い将来、建設現場の管理はスマート自動機械に委ねられるとみられる。Skycatchが登場する前、コマツは測量士に頼って地図を作成し、この工程はチームが数日かけて行っていた。一方、ドローンはわずか15分で正確な地形の3D地図をスキャン・作成できる。