安倍氏の訪米が得たものは? 日本メディアは「何も見えない」

安倍氏の訪米が得たものは? 日本メディアは「何も見えない」。日本の安倍晋三首相は2日間の訪米を終えた。共同通信の19日の記事によると、安倍首相は17日と18日にトランプ大統領と3回、合計4時間に渡って会談を行った。また、夕食を2度共にし、再びゴルフをプレイした…

タグ:核問題 日米首脳 TPP 

発信時間:2018-04-20 14:26:28 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 日本の安倍晋三首相は2日間の訪米を終えた。共同通信の19日の記事によると、安倍首相は17日と18日にトランプ大統領と3回、合計4時間に渡って会談を行った。また、夕食を2度共にし、再びゴルフをプレイした。しかしこれらの儀礼的なパフォーマンスの他に、安倍首相はトランプ大統領から「実質的な成果」を手にすることはなかった。日本メディアは「何も見えない」と伝えた。「朝鮮による日本人拉致問題の解決を支援する」という口先で約束するほか、トランプ大統領はTPP回帰にはっきり「ノー」と言い、さらに鉄鋼・アルミ製品への追加関税回避を拒否した。日本メディアは、両首脳が示した「兄弟の情」には、一定の限度があると論じた。


 共同通信によると、日米首脳は米国現地時間18日に行われた会談で、朝鮮の核問題の早期解決に向け「最大限の努力をする」ことを確認し、朝鮮への圧力を維持することで合意した。トランプ大統領は朝鮮による拉致問題にも言及し、被害者を帰国させるため日本に協力すると約束した。しかし経済・貿易面で、トランプ大統領は安倍首相の提案に対して何度も「異議」と「大きな温度差」を示した。安倍首相は会談で、鉄鋼・アルミ製品への追加関税を回避するよう求めたが、トランプ大統領は記者会見で「日本との貿易交渉で合意に至らなければ、取り下げることはない」と述べた。安倍首相は記者会見で、環太平洋経済連携協定(TPP)は「日米にとって最良(の選択肢)」であり、米国にTPP復帰を促すと発言したが、トランプ大統領は相手にせず、「米国に有利な条件でなければ、TPPに復帰することはない」と明言した。AFPBB Newsは、安倍首相はトランプ大統領の圧力に屈し、日米貿易交渉への同意を余儀なくされたと伝えた。


 フジテレビは19日、今回の訪米について「首相はトランプ大統領との親密ぶりを再びアピールしたが、トランプ大統領は感情ではなく利益を重視するビジネスマンであり、多くの面で日本に妥協することはない。安倍首相が今回どのような具体的成果を手にしたかは、見ることが難しい」と報じた。朝日新聞も「朝鮮の核問題を除く具体的な議題をめぐり、日米首脳の食い違いが非常に際立っていた。米国からの圧力を受け、安倍首相は守りの姿勢になった」と伝えた。日本メディアはさらに、米国が安全保障を用い、日本に貿易の譲歩を迫ることを特に懸念している。日本経済新聞は「日本政府は新たに構築する日米貿易交渉枠組みを、インド太平洋戦略の推進枠組み内に置くことで主導権を握ろうとしている。しかしトランプ大統領はより積極的に、日本とのマンツーマンの関係、日米二国間FTA交渉を求めている。米国政府が貿易赤字削減に向け、日本にさらに多くの要求を突きつけることが予想される。日本はより大きなプレッシャーに直面する」と伝えた。


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