ロボットが介護 高齢化の日本にはやむを得ない選択

ロボットが介護 高齢化の日本にはやむを得ない選択。

タグ:ロボット介護

発信時間:2018-04-21 14:01:07 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

「介護人材が数十万人不足する日本では、すでにロボットによる高齢者のケアが始まっている」。これはこのほど伝えられたニュースだ。ロボットと日本との結びつきは、多くの人にとって今や当たり前のことに感じられる。なんと言ってもロボット技術で世界トップクラスの日本では、ロボットが一般の労働者の代わりに働くよう普及拡大に力を注ぐことが、すでにごく当たり前のことになっているからだ。ロボットが介護人材に代わって高齢者をケアするようになった状況には、日本の高齢化と低欲望という社会の現実が映し出されている。中国網が伝えた。

日本は世界でも高齢化が最も深刻な国で、日本政府は若い世代に子どもを産むよう奨励する政策を次々打ち出すが、現実はほとんど何も変わっていない。日本の企業を視察する機会があれば、60歳を超えた高齢者が引き続き働く姿を目にするだろうし、老人ホームに70歳以下の人はほとんどいない。日本では少子化現象が続いており、高齢化の現実はひたすら厳しさを増すばかりだ。

1986年12月から1991年2月にかけて、日本は第二次世界大戦後では60年代の経済高度成長期に次ぐ2番目の成長周期を迎えた。だがこの時の経済的繁栄は大量の投機行為に支えられたもので、90年代初めにバブルが崩壊すると、日本経済は大きくつまずき、日本は「平成の大不況」と呼ばれる時期を迎えた。そして今、結婚適齢期を迎え、社会で働き始めた若者たちは、ほとんどがこの不況の頃に生まれた人たちだ。経営コンサルタントの大前研一氏は著書「低欲望社会『大志なき時代』の新・国富論」の中で、「日本の若者には欲望、夢、やる気がなく、日本は『低欲望社会』に陥った」と指摘する。

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