話を戻せば、ロボットが介護人材に代わって高齢者のケアをするというのは、西側社会でも中国でも倫理的に受け入れられないことだ。だが日本社会にとっては高齢化が進行し労働力の減少が続く中でのやむを得ない選択だ。ターミナルケアの問題に直面した場合はどうか。ロボットは所詮ロボットに過ぎず、今の状況をみても、人間に代わってすべての介護を担うことはできない。高齢者にとっては、ロボットは物理的な世話をしてくれて、ニーズは十分に満たせているかもしれないが、精神的なケアという点では、高齢者の気持ちを全面的に読み取り、理解してくれる存在はやはり人間しかいない。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年4月21日