環球網の記者は23日、「中日シンクタンク・メディアハイレベル対話会」の代表団一行に随行し、東京で日本最大の動画共有サイト「ニコニコ動画」を訪問した。ニコニコ動画で国際協力事業を担当する吉川圭三氏によると、同社の登録ユーザー数は5500万人で、有料会員は250万人。ニコニコ動画は世界で初めて黒字化を実現した動画共有サイトだ。同サイトは動画にコメントを表示させる機能を初めて開発し、これにより動画共有サイトを一種のソーシャルサイトにした。
ニコニコ動画は日本国内で有数の、日本社会に戦争の歴史を直視させるため積極的に貢献しているサイトでもある。同サイトは2015年に、在日中国人の李纓監督と協力し、抗戦ドキュメンタリー『1937 南京記憶』などを配信した。この行為は当時、日本右翼勢力から反発と脅迫を受けた。同社は右翼勢力からの妨害を防ぎ、順調な配信を保証するため、警備に数千万円を費やした。
同サイトは現在も李監督との協力を続けており、サイト上で「日中ホットライン」を開設している。「ホットライン」は中国公式メディアの中国関連ニュースを生中継することで、日本人向けにコンテンツを提供する。コンテンツには、中国の9月3日の軍事パレード、両会(全国人民代表大会、全国政治協商会議)、ボアオ・アジアフォーラムなどの重大活動が含まれ、常に大反響を呼んでいる。日本の若者は、隣国・中国の力強い実力を感じている。