パネル展「戦争の加害」が横浜で開催 「子供に正確な歴史観を持ってもらいたい」

パネル展「戦争の加害」が横浜で開催 「子供に正確な歴史観を持ってもらいたい」。日本の市民団体が主催するパネル展「戦争の加害」が、4月26日から5月2日にかけて神奈川県横浜市で開かれた。慰安婦、南京大虐殺、重慶大爆撃、731部隊、毒ガス戦などをテーマとする大小さまざまな225枚のパネルを展示…

タグ:パネル展 戦争 加害 歴史 見学

発信時間:2018-05-03 15:00:09 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 「子供に正確な歴史観を持ってもらいたい」


 主催者側は開催期間中、日本の毒ガス戦問題研究専門家の北宏一朗氏、細菌戦問題研究学者の奈須重雄氏らを招待し、座談会を開いた。30日午後には「日本の教科書は日本の加害の歴史をどのように記述しているか」をテーマとする講座を聞こうと、展示ホール付近の会議室に市民が集まった。白髪の高齢者もいれば、若者の姿もあった。


 講師の竹岡健治氏は元小学校教員だ。竹岡氏は日本の教科書が侵略の歴史をどのように記述しているかに関心を持っており、1年の時間を費やし戦後から現在までの教科書を調べ、そのうち侵略戦争に関連する記述を整理しまとめ上げ、会議室の壁に貼り付けた。


 「子供に正確な歴史観を持ってもらいたい」東京都在住の福井さんは、小学2年生の息子のために横浜を訪れ、講座を聴講し展示内容を見学した。彼女は慚愧に堪えぬ様子で本紙記者に対して「保護者である私はこの歴史に詳しくなく、子供が正確な歴史観を打ち立てるためサポートできない。今日は私にとって非常に良い機会であり、この悲惨な歴史を学ぶことができる。それから息子には、歴史を正確に認識して、初めて未来を切り開くことができると教えたい」と話した。


 大学2年生の立川さんは、母、おばの3人と2時間をかけ展示パネルに目を向け、意見を交わした。立川さんは「学校では日本人も戦争の被害者という内容を学んだが、日本が周辺諸国を深く傷つけた歴史についてはあまり理解していなかった。見学を終えると、歴史を直視することで悲劇の再演を回避できるという思いが強まった」と述べた。


 「日本がかつて中国などのアジア諸国を侵略し、各国民に重大な被害をもたらした歴史の事実を、多くの日本人に知ってもらいたい。主催者側が日本各地でパネル展を開くことを心から願う。また息子にはSNSで、このパネル展を紹介して欲しい」立川さんの母は、多くの人が見学に足を運ぶことを強く願っている。


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