「すべての日本人が見るべき」
情報によると、日本の市民団体によるこのパネル展は今回が3回目で、昨年は約2000人の見学者を集めた。大多数の展示パネルは、その他の市民団体から提供されている。多くの一般市民は講座を聴講し、パネル展の見学を終えると、自分の歴史に対する反省、平和への願いを記す。歴史の忘却は、裏切りを意味する。
神奈川県平塚市在住の60代の女性は、「主催者側が圧力に耐えパネル展を開催したことに、深く敬意を表する。日本がアジア諸国を侵略し、各国民に深く重大な災いをもたらした加害の歴史を否定する人を理解できない。日本人はこの不名誉な歴史をはっきり認識する必要がある」というメッセージを残した。
元衆議院議員の大森猛氏も、日本の中国侵略戦争に関連するパネル展を開いたことがある。大森氏はこの歴史に詳しいが、それでも見学するため会場を訪れた。大森氏は記者に対して「過去の経験を忘れず将来の戒めとする。展示された資料は非常に貴重なもので、保存し続ける必要がある」「すべての日本人が見るべきだ」と話した。また「日本がかつて中国を侵略し、中国人に大きな被害をもたらした歴史の事実を、すべての日本人に知らせるべきだ」と強調した。非常に残念なことに、日本の学校教育では南京大虐殺や慰安婦などの侵略の歴史について言及することがほとんどない。
東京都在住の50代の女性は28、29日と2日続けて講座を聴講した。「3時間かけてパネル展を見学した。各パネルの内容は、人に反省を強いる。私は今後もこの加害の歴史の学習を続ける」
竹岡氏は本紙記者に対して「歴史を鑑とすることで、初めて未来に向かうことができる。市民のメッセージには励まされた。歴史の悲劇の再演を回避するため、我々はパネル展を開催し続ける」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年5月3日