▽日本国民には不評
一般の日本国民はこのたびの税制改正をどのように見ているのだろうか。東京の街角でインタビューしてみた。
インタビューの結果、反対の人が多いことがわかった。会社員の梁田さんは、「個人所得税増税はよくない。子どものいない世帯だけ増税というのはおかしい」と答えた。
会社員の中村さんは、「所得税を増税するなら、サラリーマンの暮らしが影響を受け、可処分所得がさらに減ることになる。自分の来年の賃金が本当に3%も上がるかわからないし、会社の利益も3%も増えるとは思えない。賃金を3%引き上げる財源がどこにあるというのか。それに賃金引き上げは増税の理由にはならない」と述べた。
一方、政府の方針に賛成の人もいる。フリーランスの女性は、「今の日本の経済状況はそれほどよくないので、消費税によってみんなが公平に税金を負担するのがいいと思う。世界の消費税率が高い国では、老後の暮らしが安心なので、こうした国に学ぶべきだ。日本では年を取っても年金がもらえないという状況があるので、消費税を年金の財源に充てるなら、自分は消費税率の引き上げに賛成する」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年5月6日