日本陸上自衛隊は31日、6月にモンゴルで開催される国連平和維持活動(PKO)の多国間共同訓練「カーン・クエスト」に参加すると発表した。
PKOへの自衛隊の部隊派遣は、昨年5月に撤収した南スーダンを最後にないが、陸自は「いつ任務が付与されるか分からず、ノウハウを学びたい」と説明している。
陸自によると、訓練は6月14~28日の日程で、日本や米国など計32カ国が参加。陸自からは、PKOやテロ対策などが担当の「中央即応連隊」を中心に約40人が派遣される。「駆け付け警護」と「宿営地の共同防護」を訓練する。
治安維持の訓練内容について、陸自は民衆が検査ステーションに殺到した際や、食料品を配布する場で暴徒などが現れた場合の対応を訓練するとしている。
日本の安全保障法の規定によると、治安維持任務を遂行する際に隊員の命を守る必要がある場合、任務の障害を取り払う場合といったやむを得ない状況であれば、自衛隊の武器使用が認められる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年6月4日