日本自民党総裁選、安倍氏再選の勝算はどれほどか

日本自民党総裁選、安倍氏再選の勝算はどれほどか。日本自民党総裁選は9月の開催が予定されている。自民党の岸田文雄政策調査会長は最近、立候補しないことを宣言し、安倍晋三首相を支持する姿勢を表明した…

タグ:自民党 総裁選 岸田派 スキャンダル

発信時間:2018-08-06 16:52:48 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


スキャンダル続出で懸念高まる


 今回の自民党総裁選挙は、安倍のかかわる森友・加計学園などの一連のスキャンダルが深刻化する最中にやってきた。これらのスキャンダルは安倍内閣の支持率の低下をもたらしている。


 朝日新聞は、森友学園への国有地売却にかかわる文書の財務省による書き換え問題で、各方面が麻生氏に辞職を求めたのに対し、安倍首相が麻生氏を全力で守ってきたのは、再選問題で「麻生派」の支持を取り付けるためと、麻生氏の辞職後に自分が責任追及の焦点となるのを防ぐためだったと論じている。だがそうすることで安倍氏はスキャンダルをさらに静めなくなっている。


 これと同時に、安倍首相が最近、しばしば外遊しているのは、外交でポイントを稼ぐためだが、これらの外遊は実質的な成果を欠き、メディアの批判に遭っている。経済面では、「アベノミクス」の一連の政策は実施から長年が経つが、今年上半期は日本のいくつかの重要な経済指標が縮小を示し、世論調査でも「アベノミクス」に期待を持っていない人がますます増えている。

アナリストによると、国会議員の支持のほか、地方の党員の票も、自民党総裁に当選できるかにとっては極めて重要となる。安倍首相のかかわる一連のスキャンダルとその政治的な業績は、自民党の一部地方党員の不満を生んでいる可能性がある。これもまた安倍氏が再選できるかに影響してくる。

日本メディアによると、安倍氏の最大のライバルである石破氏は地方党員中では幅広い支持を得ている。2012年の自民党総裁選では、石破氏は地方党員の支持を得て、1回目の投票では安倍氏をリードした。だが過半数には届かず、党国会議員だけの決選投票で敗北した。

最新の自民党の総裁公選規程によると、今回の総裁選では、地方党員の票数が高められただけでなく、1回目の投票で過半数を上回る候補者がいない場合の決選投票で、47都道府県の地方党員代表票47票も計算される。これまで決選投票では国会議員の票だけが数えられていた。

アナリストによると、現状を見る限り、安倍氏の国会議員の間での支持率の優位は明らかだが、地方党員の投票の意向がはっきりせず、改正後の総裁公選規程は一定程度、地方党員の票のウエイトを高めていることから、安倍氏の3選を実現するかにはまだ一定の変数がある。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年8月6日  


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