記事によると、中国人社員は気性や性格が日本人と違うからというだけでなく、日本人社員とのコミュニケーションが十分に取れずに辞職するというケースもある。2008年から中国の新卒者を雇っているローソンの山口恭子人事本部人事企画部長によると、中国人社員は日本人社員との意思疎通がうまく行かずに離職するケースが多い。
上記2社はすでに、中国人社員の配置の調整と日本人社員への訓練の強化を通じて、会社に対する中国人社員の忠誠度の向上をはかっている。だが理想は、会社に長期にわたって残ることのできる優秀な中国人を採用前に見つけることだ。週刊ダイヤモンドは面試で注意すべき問題についてもアドバイスしている。
まず、すぐに現場で活躍できる中国人社員を探しているなら、技術レベルや能力を尋ねる際、中国人求職者の「できる」という言葉を真に受けてはならないと指摘する。これは求職者が嘘をついているということではなく、中国人が「できる」というのはしばしば、「今はできないが努力すればできるようになる」という意味を含んでいるためだ。
また、求職者が長期にわたって会社に残れるかを知るには、両親の考え方を知るのも有效な方法となる。中国では両親の影響力が日本でよりもずっと大きい傾向があるためだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年8月10日