日本が過去最大の防衛予算を要求 中国を念頭に

日本が過去最大の防衛予算を要求 中国を念頭に。この数値は2018年度当初予算を1100億円上回る。これは日本の防衛予算が2013年より6年連続増加し、過去最大規模に達することを意味する…

タグ:核兵器 ミサイル 防衛省 東中国海

発信時間:2018-08-20 11:17:02 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 19日付ジャパン・タイムズは消息筋の話として、日本防衛省が2019年度予算の概算要求について、5兆3000億円を計上する方向で調整に入ったと伝えた。この数値は2018年度当初予算を1100億円上回る。これは日本の防衛予算が2013年より6年連続増加し、過去最大規模に達することを意味する。


 時事通信によると、日本の防衛予算は規定に基づき、年平均で0.8%まで増加できる。しかし防衛省は今回、年末に制定される中期防衛力整備計画の改定で、この比率を1%以上に引き上げようとしている。防衛省は、朝鮮の脅威には現在も変化が生じておらず、弾道ミサイルへの防衛能力を強化する必要があると判断した。中国の東中国海での活動の活発化を受け、日本は南西諸島向けの防衛費を拡大しようとしている。そこで年初の2018年度当初予算案は5兆1900億円とされていたが、朝鮮の核兵器の脅威や中国の拡大を続ける軍事力などに対応するため、予算をさらに拡大することが検討されている。


 ジャパン・タイムズによると、日本が増額する防衛予算は、米国製の陸上配備型ミサイル迎撃システム「イージス・アショア」の導入に充てられる。日本経済新聞によると、防衛省は宇宙、サイバー防衛、電磁波を扱う電子戦の3分野で対応能力を高める考えを示した。陸海空の枠をこえて対応する「領域横断(クロス・ドメイン)作戦」の実現を目指し、「サイバー防衛隊」の拡充や、宇宙を監視するシステムの整備費用などを盛り込む見通しだ。


 朝日新聞は「安倍首相が再任してから、日本の防衛予算は拡大を続けている。2019年のさらなる増額は、米朝がすでに対話を展開しているにも関わらず、強軍の姿勢を変えないという日本政府の態度を示している。安倍政権は日本の財政状況の制約を無視し、軍拡がさらなる悪影響をもたらすことも考えず軍事費増額にこだわっており、極めて無責任だ」と論じた。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年8月20日  

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