この25年で最大の台風21号が4日、西日本に上陸した。強風と豪雨により7人の死者、100人以上の負傷者が出ている。100万世帯以上が停電し、関西国際空港が水に埋もれ閉鎖となり、数百便が欠航となった。当局は200万人に避難勧告を出した。
25年で最大の台風が上陸、7人が死亡
日本は今夏、豪雨、土石流、洪水、記録的な猛暑に見舞われ、数百人が命を落としている。勢力が一時「非常に強い」に達した台風24号が、強風と豪雨をもたらした。
台風21号は4日午後に徳島市に上陸すると、神戸市付近で再上陸し日本海に移動した。関西地方を中心に各地が被災し、7人が死亡し100人以上が負傷した。
「非常に強い」勢力は25年前の1993年の台風13号ぶり。
観覧車が風車に 屋根がめくれる
台風により四国の一部地区で時速208キロの強風が吹いた。当局は100万人以上に避難指示を出した。観光名所の京都の一部地区で豪雨が振り、雨量が100ミリ程度に達した。一部地区の雨量は、2日目の昼までの24時間で500ミリに達した。
テレビのニュース番組によると、高波が海岸に打ち付け、駐車場の屋根がめくれていた。また中古車展示場では数十台の車が出火した。京都駅の屋根の一部が地面に落下した。
大阪では大型観覧車が強風により回り続けた。