160万世帯で停電、200万人が避難勧告
台風の影響が大きかったのは大阪府、和歌山県で、各地で木が倒れ電線が断裂した。すでに160万世帯以上が停電している。
また203万人が避難勧告を受けた。台風は日本海にそって北上し、新潟県の一部地区が暴風圏に入った。北日本の日本海側を中心に風と雨が強まった。
首都東京は直撃を免れたが、大雨が降り強風が吹いた。
800便弱が欠航となり、フェリーと列車の営業にも影響が出た。東京・岡山間の新幹線が運転を見合わせ、大阪の有名スポットのユニバーサル・スタジオ・ジャパンも休業となった。
関西空港が水に埋もれる、観光業にも影響か
関西空港は4日、台風21号により重大な損失を被った。滑走路と施設が水に埋もれ、連絡橋にタンカーが衝突し破損した。
大阪湾のタンカーが強風にさらわれ関西空港の連絡橋に衝突し、一部が損傷を受けた。乗客約2650人が空港で立ち往生した。関西空港の滑走路が高波により埋もれ、広範囲の浸水が生じたため閉鎖された。空港当局は損傷を受けた連絡橋の安全を検査しており、立ち往生している乗客がいつ離れられるかについては不明だ。
関西空港によると、滑走路と駐機場の浸水は最大約50センチに達しており、第1ターミナルの地下の一部にも進水している。滑走路は昼から閉鎖され、空港全体も午後3時に閉鎖された。商業施設のガラスが割れ、1人が腕に軽傷を負った。5日もターミナルビルは使用不可とみられる。
修復に時間がかかれば、関西空港を利用し訪日する外国人客が減少するなど、観光業に影響が生じる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年9月5日