安倍氏の訪米、経済・貿易問題が焦点に

安倍氏の訪米、経済・貿易問題が焦点に。アナリストによると、安倍氏は対米経済・貿易問題と朝鮮の核問題で課題に直面する。特に経済・貿易問題で大きな圧力を受け、重大な成果を手にできないばかりか譲歩を余儀なくされる恐れがある…

タグ:核問題 貿易関係 首脳 

発信時間:2018-09-25 14:03:33 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 朝鮮の核問題、日米の溝が広がる


 今回の訪米でもう一つの大きな議題となるのは、朝鮮の核問題だ。安倍氏はトランプ氏とのワーキングディナー後、日本メディアに対して「双方は非核化の実現に向け緊密な連携を維持する」ことで一致したと述べた。また拉致問題についてトランプ氏からも反応があったと述べた。


 しかしアナリストによると、朝鮮の核問題の最近の積極的な進展により、米日の同問題をめぐる立場の差が拡大しており、安倍氏が重大な成果を手にするのは容易ではない。


 韓国の文在寅大統領が18−20日に朝鮮を訪問し、朝鮮の最高指導者の金正恩氏と会談し、「9月平壌共同宣言」に署名した。トランプ氏はこれを積極的に評価し、かつ「近い内に」金氏と2回目の会談を行うと称した。米国のポンペオ国務長官は、米国側は直ちに朝鮮と対話する準備を整えており、米朝ハイレベル会談の手配を行ったと表明した。


 日本政府が長期的に強調している拉致問題は国内で注目度が高く、日本政府は対外交渉で譲歩が困難だ。さらに安倍氏が平和憲法改正で朝鮮の核ミサイルの脅威を強調しなければならないため、日本は朝鮮への圧力維持を主張し続けており、米朝関係の改善を警戒している。


 アナリストは、米朝の非核化をめぐる交渉は先ほど膠着状態に陥ったが、南北首脳会談における朝鮮側の積極的な態度は、トランプ政権にサプライズを与えていると指摘した。米国の中間選挙が間もなく始まろうとするなか、トランプ政権は米朝関係の改善、朝鮮の非核化の加速にかつてないほど強い意欲を持っている。これは日本側との立場の差を大きく広げた。


 米ワシントン・ポスト紙は、米韓の対朝外交活動において、安倍氏はすでに疎んじられていると報じた。上智大学の中野晃一教授(政治学)は本紙に対して、安倍氏は米韓から忘れられる可能性が高いと話した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年9月25日

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