日本防衛省は7日、新設された日本陸上自衛隊の水陸両用作戦部隊「水陸機動団」がフィリピンで「災害救助訓練」に参加中、自衛隊員1人が交通事故で死亡し、別の1人が負傷したと発表した。
朝日新聞(電子版)と共同通信は日本防衛省からの情報として、水陸機動団の自衛隊員2人が現地時間2日昼、現地人が運転する自動車により、スービック海軍基地近くで大型車と衝突したと伝えた。うち1人は治療の甲斐なく、7日未明に病院で死亡した。もう1人の隊員は骨折。
米国とフィリピンは9月8日から10月23日にかけ、フィリピンで合同軍事訓練を行う。日本側は約80人と装備品を派遣。
テレビ朝日系のANNニュースは7日、水陸機動団の訓練風景を公開した。ヘリが海の上空を飛行し、米国製のAAV7型水陸両用車(少なくとも4台)が海から浜に入った。日本側の多くの隊員が一列に並び、ライフルを構えて上陸した。
ある日本陸上自衛隊の隊員によると、日本側の参加目的は「災害救助能力の強化」だ。
日本政府は2013年に改定した「防衛計画の大綱」と「中期防衛力整備計画」の中で、「離島奪還」任務を遂行する水陸機動団を創設するとしていた。
日本防衛省は機動性と水陸両用作戦の能力を高めるため、水陸機動団に配備するオスプレイ17機とAAV7型52台を米国から調達することを決定済みだ。また米軍の強襲揚陸艦に似た日本製の「おおすみ型」揚陸艦を配備する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年10月8日