日韓共同宣言署名20周年、両国は記念式典を自粛

日韓共同宣言署名20周年、両国は記念式典を自粛。10月8日は日韓共同宣言署名20周年の記念日だが、両国政府には同日目立った動きがなく、政府レベルの記念活動が催されなかった…

タグ:記念日 共同宣言 署名 日韓

発信時間:2018-10-09 13:50:46 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 10月8日は日韓共同宣言署名20周年の記念日だが、両国政府には同日目立った動きがなく、政府レベルの記念活動が催されなかった。これは両国間の懸案となっている歴史問題が終始、双方の関係発展の妨げになっているためだ。ある韓国メディアはさらに、韓日間の「古い借りと新たな恨み」が重なり、両国関係は終わりなき苦しい旅を迎えたと伝えた。


 NHKのウェブサイトによると、共同宣言は当時の小渕恵三首相と金大中大統領が1998年に発表したもので、相互理解と信任を踏まえた上で未来志向の二国間関係を構築するといった内容が盛り込まれている。しかし韓国メディアの報道によると、共同宣言署名20周年の同日、両国では大々的な記念式典が開かれなかった。日本の一部の右翼メディアはさらに同日、竹島(韓国名・独島)を日本の領土と公然と主張し、韓国が歴史問題に執着することに不満を示した。韓国・news1は、これは両国間に解決が待たれる多くの問題が残されていることを意味すると伝えた。


 韓国『国民日報』は、韓日関係は共同宣言署名後の数年に渡り安定的かつ平和的な状態に置かれたが、その後は領土係争や慰安婦などの問題で再び悪化し、宣言の意義が日増しに薄れていったと報じた。このほど韓国側が日本の海上自衛隊の軍艦が「旭日旗」を掲揚し韓国の国際観艦式に参加することを認めず、かつ韓国側が慰安婦支援機関「和解・癒やし財団」の解散の準備に入った問題で、双方に再び不和が生じている。韓国『中央日報』は8日、韓日共同宣言が署名されて20周年になるが、双方の関係は古い借りと新たな恨みが重なる局面を迎えており、好転は遠い先の話だと報じた。


 しかし日本の一部の主流メディアは、両国の未来の関係発展は極めて重要と強調した。NHKのウェブサイトは、日韓間には未解決の問題が残されているが、両国は文在寅大統領の早期訪日により、両国首脳の相互訪問を推進することを希望していると伝えた。外務省は早ければ今月下旬にも韓国に関係者を派遣し、文化・スポーツ活動により両国間の交流拡大を検討し、文氏の訪日に向け雰囲気を盛り上げる予定だ。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年10月9日

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