日本メディアによると、福井県のある県立高校が開発したサバ缶が、日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙食に指定された。同校は12日、記念式典を開いた。
福井県小浜市の県立若狭高校は12年前から海洋科学科で宇宙食の開発を行っている。同行が開発したサバ缶は、JAXAの33種の宇宙日本食の1つに選ばれた。
12日の記念式典で、宇宙飛行士の若田光一氏は、「国際宇宙ステーションではチームメイトとのコミュニケーションが非常に重要で、食品はその重要な要素の1つ。みなさんが開発した鯖缶を宇宙に持っていけることを楽しみにしている」と述べた。
若狭高校によると、このサバ缶は地元で養殖したサバを使用し、学生らは宇宙飛行士の宇宙での味覚が鈍くなることを考慮して味を濃くするなどの工夫を凝らした。そのほか、水分が飛ぶのを防ぐため、葛粉で粘りを出した。
JAXAは、早くて来年にもこのサバ缶は宇宙に送られると明かした。高校生が開発した食品が同機構の宇宙日本食に指定されたのは初めて。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年11月14日