日本防衛省の発表によると、現地時間12日午前11時45分ごろ、沖縄県那覇市の東南東約290キロの海上で米原子力空母ロナルド・レーガン艦載機のFA-18戦闘攻撃機1機が墜落した。操縦士と副操縦士の計2人が緊急脱出し、午後0時10分ごろ、空母艦載ヘリコプターに救助された。いずれも命に別条はない。防衛省は米側に対し、安全管理や再発防止の徹底を申し入れた。共同通信が伝えた。
日本防衛省などによると、米側はエンジントラブルがあったと説明した。周辺で民間船の被害や油の流出は確認されていない。
岩屋毅防衛相は12日夕、防衛省内で記者団に「米軍機の事故は周辺地域に大きな不安を与える。あってはならないことで、引き続き米側に安全管理の徹底を強く求めていきたい」と述べた。菅義偉官房長官も記者会見で同様の考えを示した。
沖縄県の玉城デニー知事は同日、県庁で記者団に対し遺憾の意を表した。防衛省沖縄防衛局に情報提供を求め、政府に再発防止を求めると表明した。
これまでも米軍機の部品が小学校のグラウンドに墜落するといった事故が、沖縄県民から問題視されていた。ところが事故発生後、米国側は再発防止に努めるとできない約束をし、恥をさらしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年11月15日