日本の陸上自衛隊は14日午後、滋賀県高島市の饗庭野演習場で訓練中、1発の迫撃砲を付近の国道に誤射し、跳ねた石などが駐車中の車を傷つけた。運転手に怪我はなかった。
この車の運転手は当時を振り返り、「道路に車を停めてすぐに爆発音のような大きな音が聞こえ、ガラスが割れ、左サイドに傷がついた」と話している。
防衛省によると、今回の誤射は午後1時20分頃に発生。当時、自衛隊は迫撃砲の発車訓練を実施しており、使用したのは81ミリ口径の迫撃砲だった。
岩屋毅防衛大臣は同日晩の記者会見で事故について謝罪し、適切に処理し、再発防止に努めるとした。防衛省は事故現場に職員を派遣して調査を行い、原因がわかるまで全国範囲で81ミリ口径の迫撃砲の使用を停止した。
また今月7日には、航空自衛隊のトラックが青森県の民家に突っ込むという事故も発生。事故が続いたことについて、岩屋防衛大臣は、近く関連の幹部を招集して安全保障対策を話し合うとした。
饗庭野演習場では2015年7月にも誤射があり、2.5キロ離れた場所にある民家の屋根に穴が空き、家の中から自衛隊が訓練で使用した機関銃の弾が見つかった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年11月16日