第33回ASEANサミット及び一連の東アジア協力首脳会議が13日、シンガポールで正式に開幕した。会期中には、ASEAN・中日韓(10プラス3)首脳会議や東アジアサミットなど、多くの多国間協力首脳会議が開かれる。
中日韓三国協力事務局の李鐘憲事務局長は、シンガポールに向かう前に新華社記者の独占インタビューに応じた際に、次のように話した。
中日韓の協力は積極的な流れを取り戻し、東アジアの協力及び一体化に新たな動力を注ぐだろう。中日韓の協力は、協力を促進しウィンウィンを目指す方向で持続的に発展する。
中日韓の協力は東アジア全体の一体化の流れにとって非常に重要であり、相互補完する。ASEANの協力が東南アジアの協力メカニズムの代表格とするならば、中日韓の協力は北東アジアの協力メカニズムを代表する。東アジア協力の枠組み内で、両者は孤立しない。
人口と貿易の規模、経済発展の潜在力のいずれを見ても、中日韓の協力メカニズムは、東アジア共同体の構築推進に対して重要な力を発揮するだろう。
中日韓自由貿易区の交渉や東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の交渉などを、地域内の経済一体化の取り組みという大きな枠組みの中に置くべきだ。中長期的に見ると、中日韓自由貿易区の建設推進の努力は、アジア太平洋全体の自由貿易を促す。またRCEP交渉の実質的な成果も、中日韓自由貿易区の交渉を促進する。
中日韓の協力は、東アジアにとっても参考に値する経験となっている。3カ国の協力の歩みは、実務的な協力を推進すれば、地域の協力によって多くの人々に恵をもたらし、支持を集めることができることを証明している。