在札幌中華人民共和国総領事館は公式サイトで3日、日本の警察が中国人11人を逮捕した関連状況を報告した。領事館によると、領事館は11月26日に日本の警察から報告を受けると、直ちに緊急対応体制を整え状況把握に乗り出し、申請のあった中国人と面会した。うち一部は、仲介業者に騙されたと供述した。日本の警察は12月3日現在も関連状況の調査・確認中で、残りの行方不明になっている40数人の関係者の状況についても調査中だ。
報告によると、北海道警木古内署は11月26日午後4時頃、中国人11人を不法滞在の容疑で逮捕した。領事館は直ちに緊急対応体制を整え、副総領事が率いる作業チームを発足させた。11月26日夜に道警木古内署を緊急訪問し、関連状況を把握した。
現地時間27日午前、領事館の作業チームは道警木古内署の綿貫大介副所長らと面談し、逮捕された中国人の状況を把握した。
綿貫氏によると、中国人と思われる男性4人が25日、1人の男性患者を連れて木古内町を訪れた。この患者は深刻な容態で、26日未明に病院で死亡した。男性4人が行方不明になっている。
警察は直ちに調査を展開し、26日に木古内駅付近で中国人11人を逮捕した。彼らは滞在期間を超えたビザを所持していたため、現地で不法就労していた疑いがある。領事館の作業チームは日本の警察に、容疑者を人道的に扱い、事件を公平かつ公正に調査し、結果を直ちに領事館に報告するよう求めた。
領事館の作業チームは27日午後、函館市中央警察署と西警察署を訪れ、逮捕された11人のうち領事との面会を求めた4人と面会した。うち一部は、仲介業者に騙されたと供述している。逮捕者以外は行方不明になっている可能性があるという。
作業チームは4人に対して、領事館は逮捕された中国人について状況を把握中で、彼らを重視しており、日本側にも人道的な待遇を求めたと伝えた。また彼らに対して、警察の調査に積極的に協力するよう求めた。
領事館は12月3日、北海道函館警察本部と道警木古内署に連絡し、逮捕された中国人に関する最新状況を問い合わせた。警察は次のように回答した。死者の身元は現在も確認が取れていない。逮捕された11人については、警察が関連状況の調査と確認を行っている。共に不法就労していた労働者及び行方不明の関係者40数人の状況も調査中であり、関連結果を直ちに中国総領事館に報告する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年12月4日