「史実をより多くの人々に」日本人歴史研究者の松岡環さん

「史実をより多くの人々に」日本人歴史研究者の松岡環さん。日本銘心会は、南京大虐殺の史実を追求する市民団体で、長年にわたって史実の調査・研究に携わってきた…

タグ:南京 虐殺 書籍

発信時間:2018-12-14 09:56:25 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


南京大虐殺事件の研究者で日本銘心会の会長を務める松岡環さんはこのほど、独占取材に応じ、「我々は、歴史の真相と被害者の痛みを、日本の人々に伝え、次世代に引き継がなければならない。日本は今もなお、侵略の歴史を隠し、歪曲しようとしている。南京大虐殺という史実をより多くの人々に知ってもらいたい」と訴えた。新華社が伝えた。

日本銘心会は、南京大虐殺の史実を追求する市民団体で、長年にわたって史実の調査・研究に携わってきた。同会の会長を務める松岡環さんは、かつて、小学校で歴史を教えていたが、そんな教員時代に、日本の教科書は侵略の歴史を歪め、深く触れていないことに気づいたという。その事実に不公正さを感じた松岡さんは、30年前から数百人に上る大虐殺の生存者と中国侵略日本軍の元兵士から話を聞いて記録に残し、彼らの証言を書籍や映画にまとめて出版・発表し、世の人々に真相を知ってもらおうと尽力してきた。

松岡さんは、「終戦からすでに70年以上経った今も、日本社会は歴史の加害者であるという事実を認めようとせず、侵略の事実を否定し、覆い隠そうとしている。南京大虐殺といった日本が加害者となった歴史の内容は、日本の教科書からどんどん消えている。影響力を持つ日本の一部の歴史修正主義者も南京大虐殺を否定し、『南京大虐殺は無かった』、『30万人が被害に遭ったというのは真実ではない』と声高に主張している」と指摘した。

 

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