また松岡さんはこれまでに、南京大虐殺に関する書籍を数多く出版するだけでなく、当事者であった元日本兵が証言する様子を撮影・記録してきた。また、これらの貴重な撮影資料を用いて、「太平門 消えた1300人」を含む南京大虐殺ドキュメンタリー映画を3作品制作し、現在4作目の制作を計画している。銘心会は、数年前から、他の日本の民間団体と共同で、戦争の真相を暴くため、映画上映会や歴史講演会、勉強会など様々な形式の活動を行っている。
そして松岡さんは、「日本が、かつての侵略戦争で被害に遭った各国やその国の人々から尊敬を得るためには、我々が進んで歴史を直視し、歴史を省みて、真相を次の世代に伝えるという方法しかない」としている。
12月11日から、松岡さんは日本の市民訪中団を率い、南京などを訪れ、戦争関連紀念館の見学、大虐殺の生存者の慰問、中国人学者・市民との交流など各種活動を行った。彼女は1998年から、毎年このような訪問・交流活動を続けており、これまで800人以上の日本人が参加したという。
松岡さんは、「このような活動を続けていくことで、史実をあまり理解していなかったより多くの人々が、真相を知る力を得ることができる。私は決してこの歩みを止めるつもりはない」と締めくくった。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年12月14日